モデルハウス報告24‐ヒノキ単板張り
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
柱を役割で分けると二種類あります。
一つは、構造材としての働きだけで、仕上げたときには壁に隠れて見えなくなる柱。
もう一つは、仕上げたときに目に触れる、いわゆる化粧柱(けしょうばしら)。構造材としての機能を持つものも、持たないものもあります。
化粧柱には、やはり桧(ヒノキ)を使いたい。
でも、高級木材だからなあ。
そんなときに使えるのが、ヒノキの単板(たんぱん)です。ヒノキの美しい木目の表面を薄く切ったもの。
これを柱に張ることで、ヒノキの木目の美しさ、リラックス効果を味わうことができます。
その、単板張りの様子です。
適当な長さに切った単板を、アイロンの熱で柱に付け、柱面(はしらづら)からはみ出た部分をカッターで落とします。
ローラーとサンドペーパーで仕上げます。
技術があれば、張ったものとはわからないような仕上がりになります。
補修にも、新築にも、有効な手段ですね。
なお、ヒノキ以外にも、ケヤキ、ナラ、ウォールナットなど、さまざまな樹種の単板があるそうです。