米原市 宿場町 古民家改修 報告04-床をつくる過程
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
米原市 柏原の古民家改修。
1階の床も、2階の床も、仕上げはスギの無垢フローリングです。
最終的な見た目は同じですが、
ここまでの過程は大きく異なります。
1階の床は、すべて解体したので、一からつくられました。
一方、2階は、解体で撤去したのは畳だけ。
畳がなくなり床板が残っている部分と、
以前のフローリングが残っている部分。
この2ヶ所を、いずれも新しいスギの無垢フローリングに仕上げます。
畳だったところには、
残った床板の上に、高さ調整のための部材を入れ、針葉樹合板を張ります。
こうすることで、もともとフローリングだった所と高さを合わせています。
改修とは、
解体したときの状況と、
最終的な仕上がり(つまりお客様の要望)の、
ギャップを埋めていく作業といえます。
古民家の場合は特に、
新築時や改築時の図面が存在しないことがほとんどです。
職人さんと現場監督が状況を見て相談し、
最も良い材料・施工を考える。
改修は、そういう作業の繰り返しで進んでいきます。