守山市 古民家改修 報告16-すがる屋根
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
守山市の古民家改修。
もともとあった、入母屋(いりもや)の屋根です。
重厚な雰囲気がすてきですが、老朽化が進んでいます。
同じように再現することもできますが、
複雑な造りで雨仕舞い(=雨の通り道を作ってうまく逃がすこと)が難しいため
造り変えることになりました。
もとの屋根を解体し、
新たに垂木(たるき)を掛け、
その上に野地板(のじいた)という下地材、さらにアスファルトルーフィング(=防水のための下地シート)を張って、
桟(さん)を打ち、そこに瓦を掛けて、こうなりました。
大工さん、瓦屋さんのお仕事です。
このように、屋根が一部突き出ていることを、「すがる」といいます。
本体の屋根にすがって(=よりかかって)いる、という意味合いだそうです。
「すがる屋根」を知って以来、
街でこういう屋根を見かけるたび、「すがってるなあ」と思うようになりました。