モデルハウス報告19‐結露対策

こんにちは。現場監督見習いの えりです。

 

結露と聞いて一番に思い浮かぶのは、冬の窓の水滴でしょうか。

 

※結露が起こるメカニズムは、こうです。暖かい空気は水蒸気をたくさん含むことができる。冷たい空気は水蒸気を少ししか含むことができない。含むことのできる水蒸気の量(=飽和水蒸気量)を超えたとき、水滴となる。これが結露。だから、暖かい空気と冷たい空気がぶつかる冬の窓などには、結露が生じやすい。

 

実は、結露は窓やサッシだけで起こるものではありません。

 

なんと、壁の中でも起こるのです。

 

カビの原因となり、家の劣化にもつながる恐ろしいもの。

 

しかも、壁の中なので、見えない。気づかない。

 

この家で使っている断熱材ネオマファームは、断熱性能はもちろん、結露のしにくさにおいても優れた素材です。

 

ただ、気密・断熱をしっかりしている家ほど、結露対策も万全でなくてはなりません。

 

透湿防水シートを張り、胴縁(どうぶち)という下地材を打って通気層をつくり、湿気の逃げ道を確保します。

 

サイディング屋さんによる、透湿防水シート張り。こんなふうに仕上がっています。