甲賀の元木挽職人さん

今日は予定が急遽 一つキャンセルに。
行きたかった・・・・
「甲賀杣と木挽」&前挽鋸実演会へ
講演会は途中からで 実演会も途中で抜けてしまいましたがイタシカタ無し。

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元 木挽職人さんの田中さんには 7年ほどまえ 竹中大工道具館でお話された時に出会い、ご自宅まで行って木挽のこと教えて貰ったりしました。
お元気そうでなによりです。
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今回 ワタクシも前挽鋸(まえびきのこ)を体験させてもらいましたが、手入れが良いのでしょう。
見た目以上に軽く ノコが入っていきます。
<strong>「前挽鋸の重さを利用して体全体で引いてみ」</strong>ということで やってみると それほど力を入れなくても ドンドン切れていきます。
ほんと スゴい。
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(このお写真はカメラマンの辻村さんから頂きました!
ありがとうございます!!サスガプロだ)
甲賀の前挽鋸とは

基調講演では 渡辺晶さんの興味深いお話。
4000年前の住居跡から住まいの構造を読み解き、出土した道具や建築木材から建屋を推測。
それを近世まで追いかけていき 見えたもの。
一つの仮説ですが、道具が発達したことにより 広葉樹 クリ材等から 一気に針葉樹の利活用が始まり、その針葉樹の取れる場所(平地か段々と山奥へ)からまた次の道具が生まれる。

また 森林伐採で太い木が無くなって、細い木材で大きな建築物を建てるため様々な技術が発達していったこと。
木と木を繋げる技術も 数千年前から基本の形は継承されている。。。 などなど
もっと聞きたかったですね。

さて・・・
明日の準備を再開するとしますか 🙄