熊本地震のデータから見るインフラ復旧の現実|滋賀で今すべき「水・電気途絶」に負けない家づくり
滋賀県栗東市六地蔵で「いえのたね」を運営するベストハウスネクストの吉本です。
2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震(最大震度7)」から1週間が経ちました 。被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、現地で避難生活を送られている皆様の安全を強く願っております。
普段「滋賀県は大きな災害が少ないから比較的安全だよね」とお話しされるお客様でも、こうした激しい地震のニュースを目にすると、「もし滋賀で大地震が起きたら、電気や水はどうなるんだろう……」とちょっと考えて見てほしいなぁと思ってインフラの状態を調べてみました。
熊本地震におけるインフラ(電気・ガス・水道)の実際の復旧データを検証しながら、私たちが暮らす滋賀県で今やっておくべき「インフラ途絶に強い住まいづくり」について、お話しします。
1. 熊本地震が示した「電気・ガス・水道」復旧日数のリアル
地震発生(2026年7月28日)から1週間が経過した本日(2026年8月4日)時点での、熊本県内のライフライン復旧状況を見ると、非常に重要な事実が分かります。
- 電気:約3日で全復旧 地震直後に数万戸の停電が発生したものの、作業が迅速に進み、7月末時点(発生から約3日後)で県内の停電は全復旧しました。
- ガス:3日後(7月31日午前)に全復旧 熊本市災害対策本部の報告によると、7月31日午前11時30分にガスの復旧が完了しました。
- 水道(上下水道):1週間経った現在も一部地域で断水継続中 熊本市内などでは復旧が進んだものの、震源に近い八代市や宇城市などでは地中の配管ダメージが大きく、8月に入った現在も数万戸規模で断水が続いています。
このデータから分かるのは、「地上を通る電線や個別供給に近いガスは復旧が早いが、地中に網の目のように張り巡らされた水道管の復旧には相当な時間がかかる」という事実です。
2. 「琵琶湖があるから安心」ではない滋賀県の水道リスク
滋賀県にお住まいの方の中には、「うちは琵琶湖があるから水には困らないでしょ」と思われる方がいらっしゃいます。
ですが、どれだけ琵琶湖に豊富な水があっても、浄水場からご自宅まで水を運ぶ地下の配水管や、お家までの引き込み管が破損・破裂してしまえば、蛇口から水は一滴も出てきません。
熊本地震のデータが示す通り、大地震が起きた際に一番長引くリスクが高いのは「断水(水道の停止)」能登の震災時半年ほど経ってから工務店の団体で視察にいきましたが水は復旧してなくて、トイレがスゴイことになっていたのを思い出します。
3. インフラ途絶に負けない!「お家自体」でできる3つの備え
災害時に備えて非常用リュックやペットボトルの水を購入しておくことも大切ですが、「お家そのものがミニ非常用インフラになる設計」をしておくことで、避難所に行かず「我が家で安全に在宅避難」を続けることができます。
①「エコキュート(貯湯タンク)雨水タンク」で非常時の生活用水を確保する
断水対策として極めて効果的なのが、オール電化住宅などで使われる「エコキュート」と雨水タンクです。
エコキュートのタンク内には、常に300L〜460L近くのお湯(水)が蓄えられています。万が一断水しても、非常用取出し栓からバケツ等で直接水を取り出すことができ、数日分のトイレの流し水や手洗い水として大活躍します。また雨水タンクに水を常に貯めておくと雑排水に有効利用できますね。
②「太陽光発電 + 蓄電池」で最初の3日間を乗り切る
今回のデータでも電気は発生から約3日で復旧しましたが 、その「最初の3日間」を暗闇や猛暑の中で過ごすのは危険です。 我が家の屋根で発電した電気を使い、蓄電池に溜めておくことで、停電時でも冷蔵庫を動かし、エアコンやスマホの充電を確保することができます。また蓄電池がなくても10万円程度で発電機やポータブルの蓄電池もありますし 最近の車は1500Wの電気が取り出せるモノも多くなってきました。
③プロパンガスの活用やオール電化の選択
都市ガスは地中配管のため復旧に時間がかかることがありますが、個別供給のプロパンガス(LPガス)や、太陽光と連携したオール電化は災害時の復旧・自給スピードが非常に早いです。
そして、これらすべてのベースとなるのは「そもそも家が潰れないこと(許容応力度計算による耐震等級3)」です。家が倒壊してしまえば、太陽光もエコキュートも使うことができません。
まとめ:よくある質問(Q&A)
滋賀で防災に強い家づくりやライフライン対策をご検討中の方へ、重要なポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1. 大地震が起きた際、一番復旧が遅れやすいライフラインは何ですか?
A. 地中に配管が張り巡らされている「水道」です。2026年7月末の熊本地震でも、電気やガスは約3日で復旧したのに対し 、水道は発生から1週間が経過した8月に入っても一部地域で数万戸規模の断水が続いています。
Q2. 家づくりで「断水対策」として有効な設備は何ですか?
A. 「エコキュート(貯湯タンク)」の設置が非常に有効です。常に数百リットルの水がお湯としてタンク内に蓄えられているため、万が一の断水時でも非常用取水弁から生活用水を取り出すことができます。また「太陽光発電+蓄電池」を組み合わせることで、非常時の電気も自給できます。
- 「自分たちの家づくり、災害時にも『在宅避難』ができる仕様になっているか確認してほしい」
- 「太陽光や蓄電池、エコキュートを含めた無理のない全体の資金計画を相談したい」
そう思われた方は、いつでも栗東市六地蔵の「いえのたね」へお越しください。私の過去の失敗談も含めて、あなたのご家族が30年先まで、そして万が一の災害時であっても安心して笑顔で暮らせる住まいづくりを、正直にお手伝いさせていただきます。
明日もまた、ここで。

