間違ったコスト削減はしないように
2025年になって急に新築着工数というか工事の件数が減っています。
昨日は中本造林さんが来社されて外壁 焼板の相談していましたが受注 厳しいみたい。
キッチンやお風呂などの住宅設備機器メーカーさんも同じような感じです。
2020年くらいに始まったウッドショック それと戦争や円安など
2020年からの統計を見ると建築費は140%アップ。
2019年以前に2000万で建てられた新築が今では2800万です。
これに消費税が10%。。。
そりゃ 新築する人 少なくなるはず・・・ですよね。
建築資材の価格指数(2019年基準=100)として、2025年4月時点で建築物価指をみる140%あがってますね
そこで いろいろなコストダウンの方法をおこなっているわけですが、抜本的な方法はなく。
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国産材の活用:輸入材に比べて価格変動が少ない国産材の利用を検討する。
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建材の一括購入:価格が安定している時期にまとめて購入することで、コストを抑える。
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補助金の活用:省エネ対応物件の補助金など、各種支援制度を活用する。
で 一番のコストダウンは家を小さくすることなんですね。
今 検討している平家 53㎡です
ご夫婦2名の住まい。
もう一つは2階建て 4人家族で28坪程度
小さいって思うかもしれませんが 私はこれで十分だと思います。
半年前にご相談を受けた方 同じく家族4人で40坪くらいの大きさをご希望。
予算は2000万強
んーー無理ですってお話しましたので他の工務店・・・不動産屋さんに行かれました。
(不動産屋さん 坪55万で建てるってことで)
どんなコストダウンをしているのかわかりませんが、一番やっていけないのが人件費を削ること。
職人さんもご家族がおられるわけで、ローコスト住宅メーカーさんに行っている職人さんも知ってますが、ボヤいておられます。
私たちの協力会社の方は、手間賃が安い会社にはいかないと言っておられたりします。
職人さん不足の原因の一つにもなっている人件費の問題。
そんな 間違ったコストダウンは工事の質も落ちてしまいますので建築業界全体でやめていく方向になればいいのですがね。
家づくりを天職に、この業界に入って30年以上たちました。
滋賀県栗東市六地蔵に築50年以上の民家を性能向上リノベ・ショールーム開設!
松尾設計室監修 床下と小屋裏エアコンを施工。C値は0.1以下を達成。
過去に担当した住まいが知事賞や建築士会長賞を受賞。
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