床のギシギシ・ブカブカを解消する工事

こんにちは。現場監督見習いの えりです。

今ある床材の上に、新しい床材を貼ることになりました。

ただ、床の一部がギシギシ鳴ったり、ブカブカ浮いていたりする状況なので

まずは補修からです。

ギシギシ・コトコトと鳴る原因は、隙間。

隙間ができる場所は、床束(ゆかづか)と大引(おおびき)の間、大引と根太(ねだ)の間、

あるいは根太と床材の間、はたまた床材と床材の間と、様々です。

※画像は違う現場の写真です。

踏むとブカブカ浮き沈みする部分は、床材がこんな状態になっていました。

この床材は、薄い板を接着剤で貼り合わせたもの(=合板)ですが、

昔の接着剤は今ほど強力ではなく、経年劣化したと思われます。

最小限の工事で補修をおこなう手順は、次の通りです。

1.強い力で踏んでみて、補修が必要な箇所を見極めます。

2.ギシギシ鳴る原因となっている隙間を埋めます。

3.ブカブカの部分よりもやや大きめの範囲の床板を切り抜いて

同じ厚みの床材をそのサイズに切ってはめこみ、ビスで固定します。

補修によってこの状態になってから、もとの床材の上全体に新しい床材を貼ります。

見た目がきれいになっただけでなく、

ギシギシ・ブカブカも解消しました。

床の不具合の原因は様々あり、現場を見てみないと特定しかねます。

同様の現象でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。