米原市 宿場町 古民家改修 報告15-Mクロス
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
米原市 柏原の古民家改修。
前回、石膏ボード張りについてご紹介しました。
石膏ボードは、石膏を板状にして、紙で巻いたもの。
中身は石膏なので、耐火性能・遮音性能にすぐれます。
外は紙なので、この上に直接、クロスや塗り壁といった仕上げを施すことができます。
ただ、石膏ボードにはビスが利きません。
3/17の記事に書いたように「棚などを取り付ける位置に下地の桟が必要」なのは、そのためです。
ただ、「いつか、この壁に棚がほしくなるかも…」という場合もありますよね。
位置も定かでないので、桟を一面に張らなくてはいけないのか?
というと、そうでもありません。
こんな便利なものがあります。Mクロスといいます。
赤の部分が厚み(中身)。石膏ではなく、針葉樹合板に紙を巻いています。
見た目は石膏ボードそっくり。
青の2面が石膏ボード、赤の1面がMクロスです。
サイズ・厚みも同じですが、Mクロスにはビスがしっかり利いてくれます。
先程の写真は洗面脱衣室ですが、
他にMクロスを使っておきたいのが、トイレです。
今はいらなくても、将来ほしくなるかもしれないもの。
そう、手すりです。
Mクロスは石膏ボードよりもやや高価ですが、
将来への備えとして、大いに活用したいものです。