モデルハウス報告14‐高断熱・高気密とは

こんにちは。現場監督見習いの えりです。

 

夏は暑く、冬は寒い。

 

当たり前のことですが、それは屋外の話で、

 

家の中は、一年中過ごしやすい空間にすることが可能です。

 

そこで大切になってくるのが、高気密と高断熱です。

 

 

高気密

 

気密とは、「隙間がなく、空気の流れが遮断されていること」です。

 

家は、さまざまな部材を組み立ててつくるものなので、その継ぎ目部分にどうしても隙間ができてしまいます。

 

隙間には空気が流れます。夏は暑い空気が家の中に入り、家の中まで暑くなります。冬は家の中まで寒くなります。

 

そこで求められるのが、隙間をなくして、空気の流れを止めることです。

 

高気密の住宅とは、家の隙間を極力なくして、空気の流れを止めた住宅のことをいいます。

 

いま、新型コロナウィルス感染対策として、換気が推奨されています。その意味では、気密性は高くないほうがいいのでは?と思ってしまいがちですが、そうではありません。

 

家は、設計される時点で、換気計画が考えられています。隙間があると、そこに空気が流れて、計画通りの換気がなされません。すると結露が起こり、家の老朽化につながってしまいます。

 

なくすべき隙間をしっかりなくしたうえで、換気をすることが大切です。

 

 

高断熱

 

断熱は、「熱の伝わりを遮断すること」です。

 

外壁と内壁の間や屋根の内側に断熱材を入れると、屋外の暑さ・寒さは、家の中に伝わりにくくなります。

 

熱を通しやすい素材として、金属などが思い浮かぶかと思います。

 

熱を通しにくい素材には、木が挙げられます。廊下などに直接座るのが寒いとき、段ボール(木材が主原料)を敷くとあたたかいですね。

 

建築の断熱材には、木よりもはるかに断熱性能の高い素材が使われています。

 

 

高気密と高断熱で

 

高気密と高断熱で温熱環境が整うと、一年中快適な温度で過ごすことができます。

 

すると冷暖房を最小に抑えることができるので、省エネにつながります。

 

また、ヒートショック(=気温の急激な変化により、心臓や血管の病が起こること)を防ぐこともできます。

 

だから、一年中快適に過ごせる家は、環境にも人にもやさしい家といえるのですね。

 

高気密・高断熱住宅の快適さは、新築モデルハウスでぜひ体感してみてください。(今年12月完成予定)