新築の耐震設計について 許容応力度計算を推奨しています。
おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
滋賀県で新築注文住宅の 家づくりや中古リノベー ションをしているベストハウスネクスト/ (地域密着工務店) の吉本です!
お盆前からざわざわしていた 東南海 南海地震 ちょっと怖かったですね。
くるぞ くるぞ と言われ続けて早5年。
ご存じのとおり 2030年前後が一番 やばいと言われています。
弊社とても新築の場合は耐震等級3をお勧めしているわけですが、その計算方法によって耐震性が違ってきたりしています。
っで 私たちは基本 「許容応力度計算」によって計算された耐震等級2以上 できれば耐震等級3を目指していきましょうとお伝えしております。
では その許容応力度計算ってなに??ということで、今回まとめてみました。
よかったら参考にしてください。
許容応力度計算とは 建物にかかる荷重が柱や梁・それと基礎コンクリートなどの部材の強度を超えないように計算することです。
家は、地震のほかにも 風 雪 など力が加わります。
また 家具や人の重さにも耐えないとイケません。
最近では 太陽光パネルなんかもそうですね。
これらのすべての力が部材にかかった時に部材が壊れないよう設計するのが許容応力度計算です。
実際の計算は、建物の材料(木材やコンクリートなど)が実際に持っている強度を100%使うのではなく、例えば70%程度の強度で設計しているそう。
かなり安全側に見ていますね。
これは、お買い物で10キロくらいのお米を持てる力があるとすると毎日毎日 長時間 10キロのお米を持っているよりも7キロくらいにしたほうが長期間持つことができる。。。 そんなイメージです。
さてさて 許容応力度計算の計算方法ですが。。。。
まずは 建物につかう部材・材料の選定です。
使用する材料の種類や品質が建物の安全性に直接影響を与えるため、適切な材料を選びます。
ここでよく言われるのが 無垢材と集成材のこと。
品質が均一で計算がし易いのは集成材です。
では無垢材はダメかというとそんなこともなく、説明した通り無垢材の場合はかなり安全側で計算していて、集成材とは違います。
他のHPなどでは色々と言われていたりしますが無垢材が劣っているわけではありません。
次に その建物の荷重を計算します。
建物にかかる全ての荷重を算出。
建物自体の重さ 家具 人などのの重さ そして災害時における力(地震 風 雪)などを計算していきます。
そして 断面性能を検討します。
上で計算した荷重に対し 柱 梁 基礎 その他部材の断面の性能(どこまでの力が耐えられるか?)を確認。
全ての部材が強度をもっているか否か を確認していきます。
やっとここから 応力度計算
全ての部材の断面性能が出だして、実際にどの部材にどれだけの力がかかるのか?
これを計算していきます。
最後に安全性の確認です。
計算した応力度がすべての部材の許容応力度を超えていないか?
もし超えていたら 部材のサイズや材料の見直しを行います。
これがザックリですが許容応力度計算の流れ。
出てくる書類は200~300ページくらいになります。
すごい量で 正直 計算内容をみても私にはわかりません。
国が認めている認定のソフトで計算するのでこれで申請するのですが、ここだけの話 行政も計算式をすべてチェックしているわけはなく。
あくまでの設計者が責任をもって確認している という性善説で進んでいくわけです。
これを逆手に取ったのが耐震偽造事件。
1級建築士が計算したのだから問題ないだろう。。。というかチェックするには大変な労力がかかるのでそのまま進んでいたところ、ある申請機関が計算したら違うぞってなって大騒ぎに。
ただし 耐震性が30%しかないと言われていた15階建てマンションが福岡県西方沖地震(M7.0)の震度で倒壊してない・・くらい安全側に振っているという事実も・・・
いかがでしょうか?
決して 許容応力度計算でないとダメではないですが、あとはメリットデメリットをよく相談しどの計算方法で進めるのか? ご相談いただければと思います。
滋賀県栗東市市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事のベストハウスネクストでした。
松尾設計室監修の住まいを建てています。
ベストハウスネクストは、ZEHビルダーです
滋賀県知事賞・建築士会会長賞を受賞しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
「住いの相談」はいつでも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
■無料メールセミナー 「失敗しない土地選びの秘訣」
失敗しない土地選びの秘訣の詳しいことはコチラです。
■無料メールセミナー 「失敗しない業者選びの秘訣」
失敗しない業者選びの秘訣の詳しいことはコチラです。