【大津・草津・栗東・近江八幡】家づくりのコストダウン04|屋根の「軒の出」は60cm以内が黄金バランス!部材費を賢く抑える方法
滋賀県栗東市六地蔵1023で「いえのたね」を運営するベストハウスネクストの代表、吉本 智です。
後からお金で後悔しないための「賢いコストダウンテクニック30選」。
第4回目となる今回のテーマは、「屋根は軒の出(のきのいで)を60cm以内にする」です。
以前のブログで「日本の夏を快適に過ごすには、太陽光を外側でカットする日除け(日射遮蔽)が大切」というお話をしました。そのため、「屋根の軒はできるだけ深く出したい!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
ですが、建築コストの観点から見ると、屋根の軒を無計画に出しすぎてしまうのは少し注意が必要です。
これから大津市、草津市、栗東市、守山市、近江八幡市、湖南市、野洲市などで家づくりを計画される方へ、なぜ「軒の出60cm以内」がコストと性能の黄金バランスなのか、その理由をお話しします。
1. 60cmを超えると「木材部材」が一サイズ太くなり高くなる
屋根の外壁から外側へ飛び出している部分を「軒(のき)」と呼びます。
一般的な住宅建築において流通している標準的な木材(垂木や梁など)で、安全に屋根を支えられる限界の長さが「軒の出60cm」です。
もし、軒の出を70cm、80cm、1mと深く出そうとすると、風圧や雪の重みに耐えるために、通常よりも太く頑丈な規格外の構造部材を使わなければならなくなります。
つまり、軒を深くしすぎることで材料費と加工費が一気に跳ね上がり、およそ7万〜10万円ほどのコストアップにつながってしまうのです。
2. 屋根の形は「片流れ」よりもシンプルな「切妻・寄棟」がベスト
コストダウンを意識する際、「片流れ屋根(一方向にだけ傾斜のある屋根)」にすると安くなると言われることがあります。
しかし、片流れ屋根は高い方の外壁面積が増えてしまったり、軒の出ていない側からの雨漏りリスクが高まったり、風圧を受ける部材を太くしなければならなかったりと、かえってトータルコストが高くなるケースがあります。
コスト面でも構造面でも一番安定しているのは、三角形のシンプルな「切妻(きりづま)屋根」や、四方に傾斜のある「寄棟(よせむね)屋根」です。
「シンプルな切妻・寄棟屋根」+「軒の出60cm以内」の組み合わせこそが、無駄な部材費をかけずに雨漏りリスクも防げる、最も賢い引き算の設計になります。
3. 日除け(日射遮蔽)は庇やすだれでスマートに解決する
「でも、軒の出が60cmで夏の日差しはしっかりカットできるの?」と不安に思われるかもしれません。
南側の窓に関して言えば、太陽高度が高い真夏の日差しは「軒の出60cm」+「窓の上の小さな庇(ひさし)」や「すだれ・アウターシェード」を組み合わせることで、完璧にシャットアウトできます。
高額な木材を使って屋根全体を大きく跳ね出す(足し算する)のではなく、標準的な60cmの屋根をベースにして、庇やすだれなどの部材で賢くカバーする(引き算する)。
この工夫ひとつで、建築コストを抑えながら、夏は涼しく冬は暖かい理想の暮らしが叶います。
まとめ:よくある質問(Q&A)
滋賀で屋根形状やコストダウンをご検討中の方へ、重要なポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1. 軒の出をまったく無くした「軒ゼロ(軒なし)」の家にした方がもっと安くなりますか?
A. 見た目の材料費は減るように見えますが、軒ゼロ住宅は外壁や窓の接合部に直接雨が当たるため、将来の雨漏りリスクや外壁劣化が格段に高まります。将来の修繕費で後悔しないためにも、耐久性とコストのバランスが最も優れた「軒の出60cm」をおすすめします。
Q2. 片流れ屋根はお洒落でコストが安いと聞きましたが本当ですか?
A. 一概に安いとは言えません。片流れ屋根は高い側の外壁面積が増えて外壁代が高くなったり、強風に耐えるための補強金物や太い部材が必要になる場合があります。トータルの建築費やメンテナンス費を抑えるなら、シンプルな切妻屋根や寄棟屋根がベストです。
- 「自分たちの希望の間取り、どんな屋根の形が一番コストパフォーマンスが良いかアドバイスしてほしい」
- 「後から修繕費で困らない、賢いコストバランスの家づくりを相談したい」
そう思われた方は、いつでも栗東市六地蔵1023の「いえのたね」へお越しください。私の過去の失敗談も含めて、あなたのご家族が30年先までお金で後悔しない住まいづくりを、お手伝いさせていただきます。
明日もまた、ここで。
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