【滋賀県・草津・栗東・守山】コンセントとスイッチの「高さ」で暮らしが変わる
滋賀県栗東市六地蔵で「いえのたね」を運営するベストハウスネクストの吉本です。
家づくりが進んで具体的な間取りが決まってくると、次にやってくるのが「電気設備(コンセント・スイッチ・照明)」の打ち合わせです。
その際、お客様から非常に多くいただくのが、 「コンセントやスイッチって、どの高さにつけるのが一番使いやすいですか?」 というご質問です。
正直なところ、暮らし方によって「絶対の正解」はありません。 ですが、私自身が30年以上現場に立ち、試行錯誤を重ねてきた中で、「この高さを基準にするとまあまあ後悔しない」というバランスが存在します。
今回は、毎日何気なく使うコンセントとスイッチの「失敗しない高さの決め方」について、お話しします。
1. コンセントは「使う目的」で高さを仕分けする
お部屋の天井高は、一般的には2400mm(2m40cm)、又はデザインを考慮して最近は少し低めの2200mmで建てるお家も増えています。 コンセントの高さを決めるときは、家中で同じ高さにするのではなく、「挿しっぱなしにするのか」「頻繁に抜き差しするのか」で使い分けるのが鉄則です。
① 基本のコンセント:床から「200mm(20cm)」
テレビや電子レンジなど、一度プラグを挿したら滅多に抜かない家電用は、床からコンセントの中心(センター)まで200mmの位置を基準にします。コードが目立ちにくく、お部屋がすっきり見えます。
② 掃除機・洗面台用:床から「900mm(90cm)」
逆に、コード付きの掃除機やドライヤーなど、頻繁に抜き差しする場所はイレギュラーですが900mmの高さがおすすめです。 若いときは気になりませんが、年齢を重ねて40代、50代と腰や膝に負担がかかるようになると、掃除のたびに毎回かがむのが本当にしんどくなってきます。腰を曲げずにサッと挿せる900mmは、将来の自分への最高の思いやりになります。
③ ダイニングテーブルまわり:テーブル天板と同じ高さ
ホットプレートや電気鍋、リモートワークでノートパソコンを開くダイニングテーブルには、テーブルの天板と同じ高さ(床から700〜750mm付近)にコンセントをつくっておくのが絶対に便利です。テーブルの下に隠してしまうと、覗き込んで挿さなければならず使いづらくなります。 我が家でも、妻や娘たちがテーブルの上でスマホやパソコンを充電しながら作業することが多かったのですが、口数が足りないと「誰が先に使うか」で取り合いになります(笑)。ここは2口をダブルで並べたり、3口にして余裕を持たせておくのがポイントです。
④ 特殊な家電(冷蔵庫・エアコン)
- 冷蔵庫用:床から1900mm付近 一度置いたら動かさない冷蔵庫のコンセントが下の方にあると、ホコリが溜まってトラッキング火災の原因になります。安全のため高い位置につけます。
- エアコン用:天井から500mm下がった位置 天井高(2200mmか2400mmか)によって仕上がりの高さが変わりますので、図面上でしっかり確認しましょう。
2. スイッチは「1200mm」から「1050mm」へ引き算する
現在、建築業界で標準とされているスイッチの高さは、床から1200mm(120cm)前後です。
ですが、これは「身長170cm以上の男性目線」で作られた基準です。
身長150cm〜155cmほどの奥様や子どもたちにとっては、1200mmの位置は少し高く、毎回腕を少し持ち上げる動作が必要になります。年をとって四十肩や五十肩になったとき、腕を高く上げる動作は意外と体に響くものです。
そこでおすすめなのが、スイッチの高さを床から1050mm(105cm)に下げることです。
腕を自然に下ろした位置でサッと押せるため使い勝手が格段に良く、特に少し低めの天井高(2100〜2200mm)のお家においては、スイッチの位置を下げることで視覚的に壁面がすっきりと美しく見えるという効果もあります。和の感性にもしっくり馴染む、おすすめの高さです。
ちなみに、ドアホンや給湯器のリモコン、壁付けのエアコンリモコンなどは、目の高さより少し上の1450mmの位置にまとめると、画面が見やすく操作しやすくなります。
3. 現場の職人さんからのお願い
最後に......
コンセントやスイッチの高さや位置は、できればお家の工事が始まる前、遅くとも中間検査の電気打ち合わせの段階までに、ある程度イメージを固めておいていただけると非常にありがたいです。
事前に決まっていると、現場で配線工事を行う電気屋さんや大工さんの段取りが非常にスムーズになり、良い雰囲気で現場の作業が進んでいきます。
決めるときは、図面の上だけで考えるのではなく、ぜひご家族でメジャー(巻尺)を持って、「この高さだと届くかな?」「ここでパソコン使うよね」と、実際に壁にメジャーをあてがいながらワイワイ話し合ってみてください。人間には「直感的に心地よさを感じるセンサー」がありますので、実物で測ってみるのが一番納得できますよ。
まとめ:よくある質問(Q&A)
滋賀で失敗しない電気計画や間取りづくりをご検討中の方へ、重要なポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1. スイッチの高さを標準の1200mmから1050mmに下げるメリットは何ですか?
A. 小柄な女性や子どもでも腕を高く上げずに自然な動作で押せるようになります。また、将来的に肩や腰を痛めた際も負担が少なく、壁面がすっきりして意匠的にも美しく見えるメリットがあります。
Q2. ダイニングまわりのコンセント位置で後悔しないコツは?
A. テーブルの下に隠さず、テーブル天板と同じ高さに配置することです。ホットプレートの使用やスマホ・PCの充電など用途が多いため、口数も多め(3口や2口×2など)に作っておくことで、後からの延長コードだらけになる失敗を防げます。
「うちの家族の身長や暮らし方に合わせた、一番使いやすい電気配置を知りたい」
「現場で後悔しないよう、コンセントや図面のチェックを一緒にしてほしい」
そう思われた方は、いつでも栗東市六地蔵の「いえのたね」へお越しください。30年の現場経験から、毎日の生活動作がフッとラクになる、優しい住まいづくりをお手伝いさせていただきます。


