【滋賀県】水害・床下浸水からの復旧|住まいの「浸水後の正しい初動と乾燥の重要性」
滋賀県栗東市六地蔵で「いえのたね」を運営するベストハウスネクストの吉本です。
近年、全国各地で発生するゲリラ豪雨や線状降水帯による水害は、決して他人事ではなくなっています。私たちが暮らす滋賀県(草津市・栗東市・守山市・大津市など)でも、琵琶湖や河川の近く、あるいは内水氾濫が懸念されるエリアにお住まいの方にとって、「もし家が浸水してしまったらどうすればいいのか」という知識は、家族を守るための必須科目と言えます。
信州大学・中谷岳史 さんがこの分野で情報を発信されていたのでまとめてみました。
簡単にいいますと。。。「浸水直後に慌ててやってしまいがちな大きな間違い」と、「家を腐らせず健康的に住み続けるための正しい復旧手順」の2つまずは覚えておいたらいいかなっと思いましたのでよかったらご覧ください。
1. 浸水後に「まず片付ける」のはNG!絶対やるべき正しい初動
水が引き、床下や室内が汚れてしまうと、「一刻も早く掃除してきれいにしたい!」と焦るのが人間の心理です。 しかし、中谷さんが強く警鐘を鳴らしていたのは、「片付けを始める前に、必ず写真を撮りまくること」です。
公的な支援を受けるための「罹災証明書」の発行申請や、火災保険・地震保険(水災補償)の請求を行う際、「どれくらいの高さまで浸水したか」という証拠写真が絶対に必要なります。
片付けたり掃除したりした後に写真を撮っても、被害の程度が証明できず、もらえるはずの支援金や保険金が大幅に減ってしまうケースが後を絶ちません。
- 外観の写真: 家の引きの写真、敷地全体、水が浸入した痕跡(壁の線の高さ)
- 室内の写真: 床上の様子、家具の被害、壁の浸水ライン
- 床下の写真: 床下点検口を開けて、泥や水が溜まっている状態
まずは落ち着いて、スマホでこれでもかというくらい多角的に証拠写真を残す。これが復旧への第一歩です。
2. 見た目をきれいにしてもダメ。「床下の泥出し」と「乾燥」が命
もう一つ、現場で非常に多く発生している失敗が「床上だけ拭き掃除して、床下を放置してしまうこと」です。
水害で家に侵入してくる水は、ただの雨水ではなく、下水や周囲の土砂が混ざった「濁水(汚水)」です。
床上の水が引いても、床下に濡れた断熱材や汚泥が残ったままだと、数日〜数週間で強烈な悪臭が発生し、黒カビや木材腐朽菌(家を腐らせる菌)が大発生します。結果として、住んでいる人のアレルギーや呼吸器疾患の原因になってしまうのです。
中谷さんも強調されていた復旧の正しい手順は以下の通りです。
- 濡れた断熱材の撤去: グラスウールなどの断熱材が水を吸ったら、復元は不可能です。速やかに撤去します。
- 床下の泥出しと洗浄: 水道水で泥や汚れをきれいに洗い流します。
- 徹底的な「乾燥」: 送風機や除湿機を使い、木材の水分量が落ち着くまで数週間〜数ヶ月単位でしっかり乾かします。
- 最後に「消毒」: 乾いていない状態消毒液(次亜塩素酸ナトリウムや消泡剤など)を撒いても効果が薄れます。「しっかり乾かしてから消毒する」が鉄則です。
3. 水害に強い家をつくる「予防の設計」
さて これからの家づくりに活かすならば、最初から「もしもの水害時に復旧しやすい設計にしておく」という視点も非常に大切です。
- ハザードマップの確認と基礎の高さ調整: 水害リスクの高いエリアでは、あらかじめ基礎の高さを高めに設定する。
- 床下点検口の配置: 床下全体を点検・清掃できるよう、点検口を適切な位置に設けておく。
- 「キソパッキン」等による床下換気: 床下の全周囲から風が抜ける構造(基礎パッキン工法)にしておくことで、万が一の浸水時にも乾燥を早めることができます。
無駄な設備を足し算するのではなく、万が一の災害時にも「構造が健全で、補修や掃除がしやすいシンプルな住まい(引き算の設計)」にしておくことが、長期的な安心につながります。
まとめ:よくある質問(Q&A)
滋賀で浸水対策や水害に強い家づくりをご検討中の方へ、重要なポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1. 床下浸水してしまった場合、最初に行うべきことは何ですか?
A. 掃除や片付けを始める前に、必ずスマホで被害状況(外観、室内の浸水ライン、床下の泥の様子)を大量に写真撮影してください。公的な罹災証明書の発行や、保険金の請求に不可欠な証拠となります。
Q2. 床下に入った水や泥は、自然に乾くのを待っても大丈夫ですか?
A. 絶対に放置してはいけません。汚水や泥が残ったままだと強烈な悪臭、黒カビ、白蟻、建物の腐食を引き起こします。濡れた断熱材を撤去し、泥を洗い流した上で、送風機等を使って完全に乾燥させてから消毒を行う必要があります。
「うちの敷地、ハザードマップの状況や水害リスクはどうなっている?」 「万が一の災害にも強く、メンテナンスしやすい家づくりのポイントを知りたい」
そう思われた方は、いつでも栗東市六地蔵の「いえのたね」へお越しください。30年の現場経験と最新の災害対策知見から、あなたのご家族の命と財産を守る正直な住まいづくりをお手伝いさせていただきます。


