ひっそり再開されたけれど……TOTOの最新納期から考える、これからの家づくりのスタンス
ニュースにならない「TOTO出荷再開」
ここ最近、中東情勢の影響による部材調達の遅れから、TOTOやLIXILといった主要メーカーの水回り設備(ユニットバスやトイレなど)の一部で新規受注の制限や停止が続いていました。「我が家の工事は大丈夫か……」とハラハラされていた方も多かったのではないでしょうか。
ここで一つ、ニュースが入りました。
「TOTOの出荷(受注)がようやく再開され始めました」。
こんにちは。滋賀県栗東市六地蔵で「いえのたね」を運営するベストハウスネクストの吉本です。
「よかった、じゃあ一安心だね!」と思ったあなた、実はここからが本題です。
なぜこの嬉しいはずのニュースが、テレビやネットで大々的に報じられないのか。
そこには、私たち地元の工務店だからこそ見える「現場のリアルな時間差(タイムラグ)」があるからです。
今回は、どこで家を建てる方にとっても一生モノの教訓になる「これからの家づくりのスタンス」についてお話しします。
現場のリアル:今まで「2週間」だった納期が「1ヶ月」かかる現実
なぜ、大々的なニュースにならないのか。それはメーカーの受注が再開されたからといって、「今まで通りにモノがすぐ届くわけではないから」です。
というのもありますが、実際は不安を煽ることが好きな?オールドメディアさんですが再開したのはニュースにならないのかなっと思っています。
私たちの現場の実感覚として、今起きているのはこのような現象です。
- これまでの通常時: 発注してから現場に届くまで約2週間
- 出荷再開後の現在: 発注してから現場に届くまで約1ヶ月
つまり、受注はできるようになったけれど、世界的な物流の乱れやバックオーダー(溜まっていた注文)の影響で、納期がこれまでの「倍」に延びているのです。
「再開したんだから、来週には届くだろう」とタカをくくっていると、現場の職人さんは手配できているのにトイレやお風呂が届かない、結果として引越し日を延期せざるを得ない……という最悪のシナリオになりかねません。
これからのスタンスは、とにかく「前もって、前もって」決めていくこと
この現実を踏まえたとき、これから新築やリノベーションを進める皆さんに強くお伝えしたいスタンスがあります。
それは、「すべての仕様を、とにかく前もって、前もって決めていく段取り力」です。
以前のブログで、名古屋から滋賀へ戻られるお客様のスケジュールを例に「7月がデッドライン」とお伝えしました。まさに今の時代、ギリギリのスケジュールで動くことは大損や後悔に直結します。
- ショールームへ行く時期: 1ヶ月前倒しにする
- キッチンの色やトイレの機種決定: 「着工してから決めればいいや」ではなく、設計段階で100%確定させる
「まだ先だから」「あとで変更できるから」という甘えが通用しないのが、これからのインフレ・物流乱世の家づくりです。先手先手で決めていくことこそが、結果として我が家を最も安く、ストレスなく完成させる唯一の防衛策になります。
どこで建てても変わらない「先手必勝」の家づくり
今回のTOTOの出荷再開と納期の遅れ。これはTOTOが良い悪いという話ではなく、これからの日本のものづくり全体に言えることです。
私たちが発信するこの記事を読んでくださった方が、たとえ私たちのところで家を建てないとしても、「あ、じゃあ早めにショールームに行って、トイレを前もって決めておこう!」と気づいてくだされば、それだけでこの記事を書いた価値があります。
情報の非対称性に振り回されず、賢く、先手で動くこと。
もし、「うちのスケジュール、今のままで間に合う?」と不安になったら、いつでも栗東市六地蔵の「いえのたね」へご相談ください。手元のカレンダーを見ながら、デッドラインを逆算、ご相談いたします。

