エネルギー自給自足のすすめ|滋賀で賢く「燃費のいい家」を建てるための、いえのたねの物差し。
滋賀県栗東市で、断熱・気密性能にこだわった「冬暖かく夏涼しい省エネ住宅」を手掛ける、ベストハウスネクスト(いえのたね)の吉本です。
突然ですが、皆さんは家庭でのエネルギー消費量を、今から約40年前の「1985年当時の水準」に戻そうという取り組みをご存知でしょうか?
決して不便な生活に戻るわけではありません。現代の「使いすぎ」を見直し、建物の工夫で賢くエネルギーを減らす。今日は、栗東・草津・守山など滋賀の暑さと寒さを、小さなエネルギーで豊かに過ごすための「いえのたね」の考えをお話しします。
1. なぜ「1985年」を目指すのか?
1985年という数字には、明確な根拠があります。 統計によると、現代の家庭部門における電力消費量は、1985年当時と比較しておよそ2倍にまで膨れ上がっています。
この「増えてしまった半分」を賢く削ぎ落とし、1985年の水準に戻すことができれば、日本全体のエネルギー課題や地球温暖化対策に大きく貢献できる。 これが1985アクションの具体的な目標です。
1985年といえば、決して原始的な生活ではありません。すでにエアコンも一人1台ありましたし便利家電は普及し、家族の団らんも豊かだった時代です。 私たちは、今の便利さをすべて捨てるのではなく、「建物自体の工夫」と「賢い暮らし方」によって、小さなエネルギーで豊かに暮らすことを目指しています。
2. 「いえのたね」が実践する、エネルギー自立への種まき
1985アクションでは、建築のプロが「小さなエネルギーで豊かに暮らせる住まい」を提案することが重要だとされています。 そこで、私たちの特徴である**「断熱・気密リカバリー」**が大きな意味を持ちます。
燃費のいい「器」をつくる
どんなに最新の省エネ家電を導入しても、建物が隙間だらけ(漏気が多い)では、熱はどんどん逃げていきます。
- 私たちは、新築はもちろん、リフォームでも「断熱・気密化」を最優先します。
- 特に窓や床の断熱を強化することで、機械に頼りすぎない「自然室温」の高い家を実現します。
太陽と風と仲良くなる「パッシブデザイン」
1985アクションの核心は、太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを最大限に活用することです。
- 冬は太陽の熱をたっぷり取り込み、夜はその熱を逃がさない。
- 夏は日射をしっかり遮り、風を通すことで、エアコンの使用を最小限に抑える。 このパッシブな設計こそが、1985年のエネルギー水準へ戻るための最短ルートです。
3. 世界情勢に振り回されない「レジリエンス」
今、私たちは不安定なエネルギー政策や世界情勢の中にいます。 35年後には物価が2倍になるとも予測され、電気代やガス代の高騰は家計に重くのしかかっています。
こうした中で、「エネルギーを自給自足する」という価値はこれまで以上に高まっています。
- 少ないエネルギーで暮らせる家を建て、太陽光発電で自給する。
- 建物そのものを強固な「シェルター」にすることで、災害時や有事の際も家族を守り抜く。
1985アクションが提唱する「小さなエネルギーでの暮らし」は、単なる環境活動ではなく、自分たちの資産と生活を守るための最高の防衛手段なのです。
4. 暮らしを「メンテナンス」する楽しみ
家を建てて終わりではなく、住み始めてからの暮らしぶりを見届ける。 これも1985アクションの大切な視点です。
私たちは、お引渡し後も「今の光熱費はどうですか?」「この時間は窓を開けたほうが心地よいですよ」といった、暮らしの質を上げるアドバイスを続けていきたいと考えています。
建物の性能(ハード)と、住まい手の工夫(ソフト)が合わさって初めて、1985年の水準、あるいはそれ以上の豊かな時間が生まれます。
最後に
「昔の暮らしに戻る」のは大変そうに聞こえるかもしれません。 しかし、本当に豊かな暮らしとは、エネルギーを湯水のように使うことではなく、「自然の移ろいを感じながら、安心できるシェルターの中で健やかに過ごすこと」ではないでしょうか。
いえのたねが蒔く「高性能な住まい」という種。

