断熱リフォーム 施工例03‐内窓設置
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
家の断熱性能を上げる、断熱リフォーム。
今回は、内窓設置です。
計12ヶ所の内窓設置が、4人による施工でお昼には完了していました。
リビング、ダイニング、洋室、浴室、洗面所、トイレ。
小さい窓から、掃き出し窓まで。
before
after
ただし、すべての窓ではありません。
設置するかどうかの目安を、いくつか紹介します。
1.冬の日射熱
内窓をつけることで、日差しが入りにくくなり、日射熱が減ります。
夏場はいいですが、冬場は以前ほどの日射熱を享受できなくなるという点は踏まえておきたいです。
程よく日射熱が入るガラスを選べばいいのですが、やはり設置しない状態よりは日射熱が減ります。
「今の日射熱の量を減らしたくない」という窓には、内窓はつけないというのも一手です。
夏場はシェードやよしずをつけると、外壁に当たる日射熱が減り断熱効果が得られます。
2.開閉の手間
内窓があると、窓を開けたいというとき、2つの窓(内側の窓と外側の窓)を開けることになります。
そのため、頻繁に開閉する窓にはつけない、という選択肢もあります。
3.出窓の置きスペース
出窓にも設置できますが、窓枠の奥行を利用して物を置いている場合、
置くスペースが減ること、また、置いている物を手に取るとき内窓を開ける必要があることに注意が必要です。
before
after
4.断熱以外の効果
上記の観点で検討した結果「ここは不要かな」となった窓にも、
特に道路面の窓などに、騒音軽減や防犯のためにつける、ということも考えられます。
泥棒に狙われやすいのは、ラクに入れるお家。
なので、窓を2回突破しないと入れないというのは大きな抑止力になります。
1ヶ所ずつ慎重に検討して、設置するかどうかを決めていただきたいです。