住まいの勉強熱心もホドホドに
梅雨らしい 恵の雨の1日でしたね
先日のご相談に来られた方。
すごい 勉強されていて スゴかったなー
でも チョット 偏りすごていて もったいないって感じたノデス。
■外食をする時
例えば、おいしい料理を食べたい時、こだわりの食材を美味しく料理するお店を探して訪ねます。
そんな時、
「お肉はコレで、野菜はコレで、火加減は・・・」
と、あれこれ細かく注文しないはず。
なぜなら、シェフにお任せした方が、よりおいしい料理ができるとわかっているからです。
■勉強熱心が仇に
家づくりの情報が豊富なためか、勉強熱心な人の中には
「断熱はコレ、外観はコレ、内装は・・・」
と、細かく指示っというか これ以外は認めないっていうか・・・・
せっかく注文住宅を建てるのだから、自分のこだわりをしっかり実現させようという気持ちは素敵です。
しかし、そのやり方で家づくりをすると失敗する恐れがあります。
なぜなら、求める品質や方向性がはっきりしている業者は、それを理解しないで自分の考えを押し付けるお客さんを好みません。
自社の家づくりに共感してくれるお客さんと同じ目標に向かって家づくりしたいからです。
失礼を承知の上で言うと、上記のように細かく指示をする人は、トラブルが起きた時
「プロなんだから、私の言うことをハイハイと聞くだけではなくて、必要なことをその都度アドバイスすべきだったのでは?」
と業者を責めがちだとか。
これではもう、幸せに暮らせる家づくりは難しいですね。
■『共感』がカギ
欲しいのは、広さ○○坪の家ではなくて、○千万円で建てられる家でもなくて、最高の性能を備えた家でもないはずです。
本当に欲しいのは、心身の健康に役立ち、快適に過ごせて、家族をより幸せにしてくれる家ではありませんか?
それを叶えるには、部屋数や広さ、求める性能を最優先にするのではなく、新居でどう過ごしたいのかを業者に理解してもらうことが大切です。
その考えに共感した業者は、プロの知識と技術を活かし、より良い家づくりを追求してくれることだと思いますよ。
■夫婦間でも
家づくりがきっかけで夫婦仲が悪くなることがあります。
外観や間取りなど、相手の考えを理解できず、自分の考えを優先させたいと願うからです。
家づくりは、家族がより幸せになるためのもの。
ですから、お互いの考えに共感できない間は、計画を保留しておいた方が賢明です。
その時間が、より良い案に気付かせてくれることもありますからね〜