上杉謙信はなぜトイレで倒れたのか?滋賀の寒い冬を乗り切る「ヒートショック対策」と高断熱住宅の真実
朝晩の冷え込みが一段と深まってきましたね。
栗東の事務所でも、そろそろ薪ストーブや暖房の準備を考える季節になってきました。(弊社の薪棚がまだ寂しいです。集めてこないと。。。。)
先日、ご縁があって作家の今村翔吾さんにお出会いし お話をお聞きしました。そこで話されたコトで思わず へぇーと感じた話がありまして。 歴史に詳しい今村さんが話された内容は。。。。。
戦国最強の武将として名高い「軍神」上杉謙信。数々の合戦で無敗を誇った彼が、天正6年(1578年)3月、49歳という若さで突如命を落とした場所は、戦場ではなく「城の厠(トイレ)」だったというお話です。へぇーでしょ?
当時の記録を見ると、謙信はトイレに入った直後に倒れて昏睡状態になり、そのまま数日後に息を引き取ったそうでして。
今でしたら、これは典型的な「ヒートショックによる脳卒中(脳出血)」ですね。
3月の新潟・春日山城はまだ雪深く、外と同じように凍りつく寒さだったそうで。謙信はお酒が好きで日常的に血圧が高かったこともあり、冷え切ったトイレで強くいきんだ瞬間、急激な血管収縮で血圧が跳ね上がり、血管が破裂してしまったと考えられているそうです。
現代の日本住宅も同じ?家の中の「寒暖差」という見えない危険
我が家なんかそうですが「昔の城の話だから」と笑い飛ばすことはできません。
実は現在の日本でも、入浴中やトイレなど、家の中の寒暖差(ヒートショック)が原因で亡くなる方の数は、年間約1万9,000人以上にのぼります。これは交通事故で亡くなる方の数をはるかに上回る異常な数字です。
多くの日本の住まいは、
- リビングだけはエアコンで20℃以上に暖めている
- 一歩廊下に出ると10℃以下に冷え込んでいる
- トイレや脱衣所・お風呂場はまるで冷蔵庫のように寒い
という「部屋ごとの温度差(局所暖房)」が当たり前になってしまっています。
暖かいリビングから冷え切ったトイレや脱衣所へ行く時、血管はキュッと縮んで血圧が急上昇します。近畿大学の岩前篤教授らの研究でも、「室温が5℃下がるだけで、起床時の血圧が大幅に上がる」というデータがはっきりと証明されています。
戦国時代から数百年経った今でも、私たちは「寒いトイレや脱衣所」に命を脅かされ続けているのが現実なんですよね。
我が家も冬のトイレは寒く 2年程まえからよく90歳代のお母ちゃんが泊まりに来るようになったので ポータブル暖房機を導入してますが・・・・
小さなヒーターを置くより、家全体を「魔法瓶」にする
トイレや脱衣所が寒いからといって、あちこちに小さな電気ヒーターを買い足すのはおすすめできません(苦笑) 電気代がかさむだけでなく、足元だけしか暖まらず、消し忘れによる火災の危険もあるからです。
私たちが家づくりで何よりも大切にしているのは、機械をあれこれ足し算するのではなく、建物の基本性能を高める「引き算の設計」です。
- 壁・屋根・床・窓の断熱性能(UA値)を徹底して高める
- 現場での気密測定(C値)を行い、隙間風を徹底的になくす
- 家じゅうをひとつの「魔法瓶」のように包み込む
建物の保温性が極めて高ければ、エアコンわずか1〜2台をゆるやかに運転させておくだけで、リビングはもちろん、廊下・トイレ・脱衣所・玄関まで、家全体の温度差がほとんどなくなります。
真冬の深夜にトイレへ起きても、ヒヤッとする恐怖がありません。急激な血圧変動が起きないため、脳卒中や心筋梗塞のリスクを根本から遠ざけることができます。
実際にうちで建ててくださった草津市のT様からも、『真冬でも夜中のトイレが全く寒くなくて驚きました。朝起きるのがこんなに楽な家は初めてだと感動していました』という嬉しい声をいただいています。
家族の命を守る「根幹」にお金をかける
豪華なキッチンや流行りの全館空調システムなどの設備は、10年や15年経てば故障し、いつか買い替えが必要になります。
しかし、一度しっかりと施工された「構造の強さ(許容応力度計算による耐震等級3)」と「高気密・高断熱」という建物の器そのものは、30年・50年先まで家族の命と健康を守り続けてくれます。
また 高騰する光熱費にも影響しますし 一石二鳥以上の効果がありますしね。
これから滋賀県内で家づくりを考えられる方は、ぜひカタログの見た目だけでなく、「冬、この家のトイレや脱衣所は何℃になるのか?」という視点を忘れずに持っていただければと思います。
よくあるご質問
Q. 断熱性能を高める工事は、建築費がかなり高くなりますか?
A. 最初の建築費は標準的な住宅に比べ少し上がりますが、その後の「光熱費」と「医療費」が大きく下がります。近畿大学の岩前教授らの試算でも、高断熱化による光熱費削減と病気予防の便益で、約10〜15年で元が取れると実証されています。
Q. 滋賀の冬でも、本当にエアコン1〜2台でトイレまで暖かくなりますか?
A. はい、十分に暖かくなります。断熱材だけでなく、現場で専用の測定器を使って気密性(C値)をしっかり高めておくことで、暖まった空気が外に逃げず、家じゅうが自然なぬくもりで満たされます。
この記事を書いた人
吉本 智(よしもと さとし)
ベストハウスネクスト株式会社 代表取締役(屋号:いえのたね)
滋賀県栗東市六地蔵1023
施工対応エリア: 大津市、草津市、栗東市、守山市、野洲市、湖南市、近江八幡市、東近江市 ほか滋賀県全域
滋賀の気候風土に適した「高気密高断熱」と「許容応力度計算による耐震等級3」を標準仕様とし、無駄な設備やコストを削ぎ落とす「引き算の設計」を提案。家を建てる前に生涯の家計破綻を防ぐ「家計簿診断」を全棟で実施しています。自身が過去に無理な住宅ローン返済でアルバイトを兼業した苦い経験から、「お施主様にお金と性能で絶対に後悔させない家づくり」を一貫して追求しています。
店舗・対応エリア情報
- 運営: ベストハウスネクスト株式会社(ブランド名:いえのたね)
- 代表: 吉本 智
- 所在地: 滋賀県栗東市六地蔵1023
- 施工対応エリア: 大津市、草津市、栗東市、守山市、野洲市、湖南市、近江八幡市、東近江市 ほか滋賀県全域
- 特徴: 高気密高断熱(UA値・C値の厳格管理)や許容応力度計算による耐震等級3を標準とし、過剰設備を引き算して「エネルギー高騰時代に負けない根拠ある家づくり」をご提案しています。

