実は私もローンで失敗しました。私たちが、最初に「資金計画」を強要するワケ

お洒落な間取りの話の前に、大切な話をさせてください

  • 「どんな外観にしましょうか?」
  • 「キッチンは最新のアイランド型がいいですね!」

住宅展示場や不動産屋さんに行くと、そんなワクワクするような「お家の魅力」の話で盛り上がります。夢が膨らんで本当に楽しい時間ですよね。

でも、心の中のどこかで、フッとこんな不安がよぎりませんか?

「で、結局、私たちは一体いくら借りられて、月々いくらなら無理なく返せるんだろう……?」

こんにちは。滋賀県栗東市六地蔵で「いえのたね」を運営するベストハウスネクストの吉本です。

先日、大手住宅情報サイト「SUUMO」が発信している、とても興味深いデータ(アンケート結果)を目にしました。

 不動産会社や住宅会社の接客に対する不満として、『お金(資金計画など)への知識不足や、話をしっかりしてくれないこと』を挙げる顧客が、なんと「16.4%」にものぼり、不満のトータルの上位を占めている。

つまり、家を建てる人が一番不安に思っている「お金のファクト(現実)」をまともに語らず、建物の魅力だけで押し切ろうとする会社が、世の中にいかに多いかという裏付けです。

なぜ、私がここまで最初のお金の話にこだわるのか。実は、これには私自身の「失敗した教訓」があるからなのです。

「家づくりのプロ」のくせに、自分のローンで大失敗した過去

30年以上、設計と現場の最前線に立ってきた私ですが、実は過去に、自分自身の住宅ローンと資金計画で手痛い失敗を経験しています。

当時は「まぁ、これくらいなら何とかなるだろう」「せっかく建てるんだから、あれもこれも足し算しておこう」と、勢いまかせに予算を組んでしまったのです。 結果、住み始めてから毎月の返済日に通帳を見るたび、「今月もギリギリやな……」と、どこか心の奥で焦りや窮屈さを感じる日々を送ることになりました。

家づくりの実務者である人間が、自分の家でそんな失敗をして、家族にちょっとした我慢や、見えないストレスを強いてしまった。本当に情けなくて、猛烈に後悔しました。

ですので「いえのたねを頼ってきてくださる滋賀のお客様には、絶対に私と同じ苦しみを味わわせてはいけない。綺麗事だけでお茶を濁さず、最初からガラス張りの資金計画を共有しよう」と。

なぜ多くの会社が、最初に「資金計画」を語らないのか?

多くのハウスメーカーや営業マンが、最初の段階でお金の話を深く掘り下げない理由はシンプルです。「最初に現実的な予算の上限を決めてしまうと、高いオプションや大きなお家が売れなくなるから」です。

最初にドカンと大きな面積のプランを描いて、精いっぱいの夢を見せる。 その後、最後の最後で見積もりを出して「数百万の予算オーバーです」と告げる。そこから「キッチンのグレードを落とそうか」「お風呂を諦めようか」と、施主様にしんどい引き算を強いる。これが、これまでの住宅業界の悪き王道でした。

以前のブログで「削るべきは面積の無駄(廊下や複雑な凸凹)。削ってはいけないのは、家族の命を守る断熱性能や耐震構造」とお話ししました。

最初にお金の明確な「物差し」を持たずに家づくりをスタートしてしまうと、予算が足りなくなったときに、一番削ってはいけない「断熱材」や「構造の安全性」をケチるしかなくなってしまいます。そんな家づくりは、絶対に間違っています。

気持ちよく 家を愉しむための、最初の一歩

私たちのスタンスは明確です。私は最初のヒアリングの段階で、土地や諸経費を含めた総予算から逆算します。

予算や性能といった現実的な数字は実務者として冷徹に計算した上で、お客様がおおらかな気持ちでこれからの家づくりを心から愉しめるような、無駄のない資金計画と間取りを一番最初にデザインしていきます。

  • 「自分たちの収入で、本当に無理のない住宅ローンの組み方って?」
  • 「他社で提案されている見積もり、将来のインフレや金利上昇を考えても大丈夫か診断してほしい」

そう思われた方は、いつでも栗東市六地蔵の「いえのたね」へお越しください。 私の過去の失敗談(笑えない話も含めて)をすべて包み隠さずお話ししながら、あなたのご家族が30年先まで笑顔で、身軽に暮らせるための「正しいお金の物差し」を一緒に作らせていただきます。