「持たない」が最高のインテリア。20坪の家を広々と保つ、収納術・メンテナンス術。

こんにちは。
栗東の「いえのたね」こと、ベストハウスネクストの吉本智です。

昨日は20坪のお住まいについてブログをかきました。
早速 「20坪前後の小さな家だと、荷物が溢れてしまうのでは?」というお話が届きましたが、私としては「家を小さくするからこそ、暮らしは美しく整う」または「整うように暮らす」ということを考えていただければと思うのであります。

岐阜の辻充孝先生はどんな暮らしで収納はどうされているのか?
しているおられるのか?
必要最小限の規模(約20坪)限られたスペースを最大限に活かしておられる工夫を私なりにまとめてみました。

1. 収納の「数」ではなく「位置」を設計する

小さな家では、大きな納戸(蔵)を作るよりも、「使う場所に、使う分だけ」の収納を配置する。

  • 動線上のニッチ: 廊下をなくす設計(パッシブデザインでもあります)を採用することで、生活動線そのものに棚を組み込めます 。
  • 兼用できる家具: 収納家具を置くのではなく、ベンチの下や小上がりの下を収納にするなど、一つの場所に二つの役割を持たせます 。

2. 「インフォームド・チョイス」でモノを厳選する

辻先生は、設計スタイルとして「住まい手が納得して判断・選択する(インフォームド・チョイス)」を大切にされています 。
これは収納にも当てはまります。
「とりあえず取っておく」のではなく、「このモノは自分たちの暮らしに本当に必要か?」を家族で選択すること。
家が小さいと、モノが増えたときにすぐに気づけます。
この「モノの可視化」が、いいんじゃないでしょうか。

3. 家の「外」に収納を広げる

すべてを室内で解決しようとせずに外にも目を向ける。

  • 外湯・外食・外仕事: お風呂や書斎、ゲストルームを「地域の資源」に頼ることで、家の中に予備のスペースや、それに伴うストック(タオル、寝具、書類など)を抱え込む必要がなくなります 。極端かもしれませんが考える余地がある部分ですよね。
  • 薪ストックや外部物置: 汚れ物や季節モノは、建物の外(軒下や外構)を賢く活用して管理します 。

4. 「暮らしのメンテナンス」を習慣にする

すべての家は、建てて終わりではありません。
収納も同じです。

年に一度、定期点検を兼ねて、「今の家族の形に収納が合っているか」を見直す。
小さな家なら、家全体の状況を把握するのに時間はかかりませんよね。

「すぐに見渡せる」ことは、家を長持ちさせ、美しく保つための大きなポイント。

最後に

「収納が足りないから広い家を建てる」のは、インフレや建築費高騰の時代において、非常にコストパフォーマンスの悪い選択かもしれません。

それよりも、「自分たちが管理できる適正なサイズ」を見極め、質の高い素材と性能(耐震等級3や確かな気密)に予算を投じる 。
そうして整えられた小さな家は、モノに支配されない「自由な時間」が作れるかもしれません。

「いえのたね」と一緒に、モノではなく「豊かさ」が溢れる間取りを考えてみませんか?