シックハウス・過敏症で悩む方へ。「漏気」を止め、本物の「自然素材」で深呼吸できる家をつくる方法。

こんにちは。栗東の「いえのたね」こと、ベストハウスネクストの吉本智です。

アトピーや喘息、シックハウス症候群、あるいは化学物質過敏症。
住まいの空気環境に不安を抱え、切実な思いで「健康に良い家」を探されている方は少なくありません。

  • 「自然素材を使えば解決するはず」
  • 「昔の家のように、窓を開けて風を通せば健康になれる」

そう信じて、建材選びに奔走されている方も多いでしょう。
数年前の私も通風が大切とそのような家づくりを進めていたりしました。

しかし、住宅の実務者として、またドンドンと情報が更新されてきて昨今 ちょっと前の常識が非常識に変わってきていたりします。
その一つは今回お伝えしたい内容。

 「素材」を活かすためには、その土台となる「空気の流れ(換気)」が科学的に正しく設計されていなければならないということです。

今日は、シックハウスに悩む方が、本当に健やかに暮らすための「空気環境の真実」について、少し長くなりましたがどうぞ読んでいただければと思います。


1. 築30〜50年の家に漂う「すきま風」の正体は「漏気」です

「うちは古い家だから、隙間だらけで勝手に空気が入れ替わっている。だからシックハウスの心配はない」
そう仰る方がいますが、これは非常に危険な誤解です。

窓を閉め切っていても、どこからか入り込んでくる風。
それは「換気」ではなく、専門用語で「漏気(ろうき)」と呼びます。

漏気が引き起こす3つの健康リスク

  1. 汚染ルートの通過: 漏気は、壁の中、床下、天井裏といった「普段見えない場所」を通って室内に侵入します。
    そこには、数十年前の古い断熱材の粉塵、カビの胞子、シロアリ駆除剤の残留成分などが潜んでいることが多く、それらをダイレクトに居住空間へ運んできてしまいます。
  2. 空気の「よどみ」: 自然任せの漏気は、風向きや外気温に左右されます。
    家中が均一に入れ替わるわけではなく、ある部屋はスースーするのに、押し入れの奥や寝室の隅などは全く空気が動かない「よどみ」が発生します。
    このよどんだ場所に、ハウスダストや化学物質が濃縮されるのです。
  3. フィルターのない空気: 窓や隙間から入る空気にはフィルターがありません。
    花粉や黄砂、PM2.5などが、あなたの肺へ直接届いてしまいます。

2. 「機械換気」こそが、空気を浄化する唯一の手段

現代の住宅において、機械による24時間換気が義務化されているのには理由があります。
それは、「計画的かつ確実」に空気を入れ替えるためです。

なぜ機械換気のほうが空気がきれいになるのか

  • 安定した換気量: 風のない日も、暑い夏も、凍える冬も。
    機械は365日24時間、決まった量の空気を入れ替え続けます。
  • 計算された空気のルート: 空気の「入り口(給気口)」と「出口(排気口)」を設計し、家中に新鮮な空気が行き渡るようにコントロールします。
    これにより「よどみ」が解消されます。
  • 高性能フィルターの存在: 特に「第1種換気」を採用すれば、外気を取り込む際にフィルターを通し、花粉や汚染物質をシャットアウトした「選別されたきれいな空気」だけを室内に取り込むことができます。

ここで重要なのが、以前もお話しした「気密性能(C値)」です。
家が隙間だらけ(漏気が多い)だと、換気扇を回しても隙間から空気が漏れてしまい、計画通りに空気が入れ替わりません。
ストローの途中に穴が開いていると、飲み物が吸い上げられないのと同じです。

「いえのたね」が断熱・耐震リカバリーにおいて、徹底的に隙間を埋める気密処理にこだわるのは、この「機械換気を100%機能させるため」なのです。


3. 土台を整えた上で選ぶ「本物の自然素材」:アトピッコハウスの導入

空気の「流れ(換気)」を整えたら、次にこだわるべきは、その空間を構成する「素材」です。
シックハウスや過敏症の方にとって、壁紙の接着剤や合板の防腐剤から出る微量な化学物質は、無視できないストレスになります。

そこで、「いえのたね」では、住まいの仕上げ材として、日本有数の自然素材ブランドである「アトピッコハウス」の素材を選択肢としてご提案しています。

▼アトピッコハウスの素材については、こちらから詳しくご覧いただけます https://www.atopico.com/

アトピッコハウスの素材は、単に「自然である」だけでなく、住まいの空気環境をさらに向上させる力を持っています。

「いえのたね」が推奨するアトピッコハウスのラインナップ

  • パーフェクトウォール(塗り壁): プロも驚くほどの調湿性能と消臭性能を持ち、室内の余分な湿気を吸い、乾燥時には放出してくれます。
    カビの発生を抑えることは、アレルギー対策の基本です。
  • すっぴんクロス(織物壁紙): 一般的なビニールクロスは、裏側に接着剤を大量に使用し、通気性もありません。
    アトピッコハウスの布壁紙は、丈夫で通気性が良く、素材そのものが呼吸するため、壁の中に湿気を溜め込みません。
  • ごろ寝フローリング(無垢床材): 接着剤を多用した合板フローリングとは違い、木のぬくもりと香りがそのまま残っています。
    足に触れる感触が柔らかく、冬のヒヤッとした冷たさも軽減されます。

4. 20年、30年先も「健康」が続く家であるために

家づくりにおいて、「新築時のC値が0.1だった」という瞬間的な記録に意味はありません。
研究データ(鳥海義博教授らの調査など)でも示されているように、木造住宅は築5〜10年で気密性能が低下するリスクがあります。

木が乾燥して動き、隙間ができる。
それは自然な摂理です。
だからこそ、私たちは「経年変化を見越した粘り強い気密施工」と、「雨漏りなどの異変をすぐに察知できる構造の可視性」を重視しています。

ガチガチに固めて隠蔽するのではなく、メンテナンスが可能で、なおかつ高い換気効率を維持し続ける。
このバランスこそが、シックハウスに悩む方が安心して長く住み続けられる家の条件です。

結論:私たちが提供するのは「深呼吸できる時間」です

  1. 断熱・気密リカバリーで「漏気」を止め、機械換気を正しく機能させる。
  2. アトピッコハウスの自然素材を使い、壁や床からも健やかな空気を育む。
  3. 定期的なメンテナンスと診断で、その性能を一生涯守り続ける。

この3つのステップが揃って初めて、本当に「空気がきれいな家」と言えます。

「今の家で、なんだか息苦しさを感じる」
「リフォームしたいけれど、化学物質が怖くて踏み切れない」

そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度「いえのたね」にご相談ください。
私たちが作るのは、単なる箱ではなく、あなたが安心して深呼吸できる「場所」です。

アトピッコハウスのサンプルもご用意しております。
まずは、その手触りや香りを確かめにいらしてください。