火のある暮らしを、次の世代へ
近年、「オール電化住宅」が主流となり、IHコンロやエコキュートなど、ボタンひとつで快適に使える設備が増えています。
便利で清潔、安全という面で多くの方が選ばれていますが――私たちは少し立ち止まって考えてみていただきたいことがあります。
「火のない暮らし」で、本当に良いのでしょうか?
🏕️ 人類の進化と「火」
人類の歴史は、「火」とともに歩んできました。
火を使えるようになったことで、食べ物を調理し、体を温め、夜を照らし、鉄を鍛えるなど――文明は大きく発展してきました。
火は、私たちの生活の根源にある「エネルギー」そのものです。
ところが現代では、家庭から火が消えつつあります。
火の温もりやゆらぎ、便利さや危険さを実感する機会が減っているのです。
👨👩👧 子どもにこそ、火と暮らす体験を
これから子育てをされる世代の方にこそ、「火のある暮らし」を体験してほしいと思います。
火は危険なものでもありますが、それ以上に教えや気づきをくれる存在です。
マッチも殆ど使われなくなりました。災害があった時などのために、マッチの使い方も覚えてもらいたい。そんな思いますあります。
料理をしながら「火加減」を覚える、鍋が焦げそうになってあわてる、冬のストーブの前であたたまる――
そんな日常の中で、子どもたちは五感で「火と向き合うこと」を学びます。
🏠 新築時は「ガス」、将来は「IH」へ
私たちは、新築のときには「火のある設備」をご検討してはどうでしょうかとお伝えしております。
理由の一つは採用率が多くなった乾太くんの存在。

乾太くんにはガス工事が必要。であれば新築時のインフラはガスで統一しておき ガスコンロやガス給湯器で生活をスタートする。
そうしてお子さんにも、火の便利さ・怖さ・扱い方を体験してもらう。やがてガスコンロ等は交換時期が訪れます。
そのときに、ライフスタイルに合わせてIHやオール電化に切り替えてもいい―
「火」と「電気」どちらも知ったうえで選ぶ暮らし方が、これからの時代には大切だと考えます。
🌿 火がつくる、あたたかい家族時間
火を囲む時間は、人の心をやわらげ、家族の会話を生みます。
キャンプの焚き火や、ガスコンロで作る一杯の味噌汁――
そんな小さな「火のある瞬間」が、記憶に残る暮らしをつくっていく。その環境で育ったお子さんは将来またどの暮らしを選択するのか? 電気調理器一択ではないことを覚えておいてほしいなぁと思うのであります。。。
家づくりを天職に、この業界に入って30年以上たちました。
滋賀県栗東市六地蔵に築50年以上の民家を性能向上リノベ・ショールーム開設!
松尾設計室監修 床下と小屋裏エアコンを施工。C値は0.1以下を達成。
過去に担当した住まいが知事賞や建築士会長賞を受賞。
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