注文住宅・自由設計と建売住宅の違いってなんだろう

まず 建売住宅でもしっかり建てている物件もあるのでその点はご理解くださいね。

 

建築費が上がり過ぎ問題があり、ローコスト住宅系が元気あります。

その一つが不動産屋さんが造成を行ってその土地に建てる「建売住宅」なんかもありますね。

私たちは自由設計 注文住宅がメインで建てていますが、改めて・・・・

 

注文住宅 自由設計と 建売住宅の違いを書いてみますね

 

 

1) 設計と間取りが自由

間取りはもちろん 仕様・デザインを一から建築士さんと自由に決めてお客様の希望にオーダーメイドで施工していきます。

※建売住宅は土地と建物がセットなので間取りや仕様は基本的に変更ができません。

 

2)価格 コストの事

注文住宅 自由設計は コストやや高めで使う素材や設備で価格は上下します。

建売住宅は同じ仕様をたくさん建てるのでコストを抑えることができます。

 

3)入居のタイミング

注文住宅 自由設計は土地から選ばなければなりません。設計に2か月くらい 完成まで1年くらいかかるのはザラです。

建売住宅は完成済または建築中で購入しますのですぐに入居できたりします。

 

4)土地を選ぶこと

注文住宅 自由設計は土地探しと家づくりを両方同時に行わなければなりません。

建売住宅は不動産屋さんが土地と建物を用意してくれている

 

5)どっちが向いてる?

注文住宅 自由設計は自分のこだわりを反映した家を建てたい方、気に入った家に長く住む方

建売住宅は手間をかけず早く家を購入したい方、価格を抑えたい方。

 

どちらも メリットデメリットがあります。

 

さて 私が一番懸念していること

職人さんからよく聞くことですが。。。。

1. 施工精度の低下

  • 本来は時間をかけて丁寧にすべき部分(木材の接合、断熱材の施工、防水処理など)をスピード優先で進めるため、精度が甘くなります。

  • 結果として、床鳴り・壁の歪み・ドアや窓の建て付け不良などが引き起こされやすい。

2. 断熱・気密性能のばらつき

  • 断熱材の隙間ができたり、気密処理(コーキング等)が不十分なまま施工されたりしてしまう。

  • 夏は暑く冬は寒い家になり、光熱費がかさむ・結露が発生しやすいなどの問題も。

 

3. 防水処理の不備(雨漏りリスク)

  • バルコニーや外壁の防水シートやシーリング処理が雑になり、数年で雨漏りが発生するリスクがあります。

  • 見えない部分だけに、あとで修理が高額になりやすい。

 

4. 構造部材の不適切な取り扱い

  • 梁や柱などの構造材が適切に固定されていなかったり、施工ミスが見逃されることも。

  • 耐震性に問題が生じ、地震時のリスクが高まる場合も。

5. 工事の管理体制が弱い

  • 元請→下請→孫請と経るほど、現場の状況が伝わりにくくなり、連携ミス・指示漏れ・責任の所在不明などが発生しやすくなります。

 

このような問題が起こるのは。。。

価格重視・スピード重視」が基本

 利益の圧縮 → 職人の手間賃圧縮 → 作業時間の短縮 → 品質の低下
という構造になりがちです。

 

ずらずらと書きましたが伝わってますでしょうか?

現場で「丁寧にやりたいのに時間も単価もない」という職人の声は、住宅の品質を左右する根幹の問題。

 

建売住宅の場合はその会社がどれだけチェックしているか?

チェックリストを見せてもらうのが一つの防衛策かもしれません。

 

 

家づくりを天職に、この業界に入って30年以上たちました。

滋賀県栗東市六地蔵に築50年以上の民家を性能向上リノベ・ショールーム開設!

松尾設計室監修 床下と小屋裏エアコンを施工。C値は0.1以下を達成。

過去に担当した住まいが知事賞や建築士会長賞を受賞。

失敗しない住まい計画をアドバイス。

 

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