大津市 緑の中の平屋新築 報告16-気密施工
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
大津市 山の中に建つ、平屋新築工事。
前回は断熱施工をご紹介しました。
断熱とセットで力を入れたいのが、気密施工です。
断熱施工によって、熱が伝わりにくくなっても、
隙間があれば家の内外で空気が出入りしてしまい、
断熱効果が十分に得られません。
気密施工によって家の隙間を極限まで小さくすると、
外気が屋内に入りにくく、
暖房による暖かい空気や冷房による涼しい空気が、屋外に逃げにくくなります。
また、換気口にしか空気が流れないので、計画通りの換気がなされます。
これは、床下と室内の空気の流れを断つための施工。
白のテープは、土台据えの日に貼った、床下地の継ぎ目をふさぐテープです。
柱の下部には、ウレタンフォームというスプレーを吹き付けています。
時間が経つと大きく膨らみ、穴がしっかりふさがります。
断熱材施工の際、気密シートを張りましたが、
コンセントのつく箇所には穴を開けることになります。
そこで、このようなコンセント用の気密部材を、気密シートを張る前に仕込んでおきます。
周囲がシールになっているので、この部材と気密シートが密着して、隙間ができません。
気密シートの役目「壁内結露を防ぐ」意味でも、重要な施工といえます。
今では断熱・気密施工は当たり前になってきました。
新築でもリフォームでも、断熱・気密の優先順位は高めにして後悔はないと思います。