大津市 LDKを大空間にリフォーム 報告14-埋め木
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
大津市の、大空間LDKをつくるリフォーム 。
この柱は、1階から2階まで1本でつながった「通し柱」。
重要な柱なので、この柱だけ残して解体されました。
土壁を落とすと、柱には細工の跡がたくさん。
これは、竹を編み土を塗って仕上げる小舞壁(こまいかべ)に必要な細工です。
小さい穴は、竹をさし込むためのもの。
大きい穴は、「ぬき」をさし込むためのもの。竹だけではたわんでしまうので、太い木材を横向きに渡します。
これらの穴は、「味があっていいなあ」ということで残すことになりましたが、
下部のこの箇所は、床と壁の取り合いに化粧材を入れるため大きく切り欠いてあったので、
埋め木をすることに。
リフォームの場合、どこまで手を入れるかが本当に悩ましいのですが、
それはリフォームのおもしろさでもあるのだなあと感じる、今日このごろです。