米原市 宿場町 古民家改修 報告06-壁 その1
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
米原市 柏原の古民家改修。
壁についての報告 その1です。
古民家改修でよくあるのが、
真壁(しんかべ)から大壁(おおかべ)への変更です。
これは別の工事の写真ですが、
柱が見えるのが真壁(主に和室)、
見えないのが大壁(主に洋室)。
今回のリフォームでも、柱を見せない大壁にするので、
柱の上に壁をつくることになります。
壁が出来る過程は、
まず柱の手前に胴縁(どうぶち)という横向きの桟が入り、
石膏ボードを張り、
最後はクロスと塗り壁に仕上げる、というもの。
ただ、胴縁を打つまでに、大きな一歩が必要です。
というのも、現況を見ると、
柱のほうが鴨居よりも前に出ていたり、
柱の太さも様々だったり、
土壁だったり。
なので、縦向きの桟を入れたり、パッキンやくさびを挟んだりして、
胴縁を平らに打てるようにします。
くさびとは、木を斜めにカットしたもの。差し込み具合で微調整が可能。
壁をつくるための第一歩は、
こうした緻密な作業から始まります。