森と暮らしの研究会 午後の部
こんにちは。現場監督見習いの えりです。
森と暮らしの研究会。
午後は山歩きと検討会でした。
山歩きは、赤子山林道終点まで車で移動し、そこから菅山寺(かんざんじ)でUターンして戻るコースです。
※赤子山林道終点までの道も歩くかたはいらっしゃるようです。
ながはま森林マッチングセンターの森林環境保全員さんが、森林の魅力をたっぷり教えてくれる、ぜいたくな時間でした。
スタート地点で、まず余呉湖(よごこ)を眺めました。琵琶湖に通じる湖で、ダムの働きもします。
木の幹にはいろいろなものが付いています。
例えばコケとキノコ。天然なめこが奥に見えますね。
この白いものは何か、ご存じでしょうか。
地衣(ちい)という、菌類と藻類の複合体です。
これまでにも見たことはあるような気がしますが、その名前、性質を知ると、とても身近なものに感じられるから不思議です。
この杉は、クローンで増えたものなのだそう。
親の杉が雪でしなり、親と同じ性質を持つ子の杉が誕生したのです。日本海側など、寒い地方の杉に見られる現象です。
この二つの写真の葉っぱは、どちらもウコギ科ですが、
左の三枚葉のほうは「タカノツメ」、右の五枚葉のほうは「コシアブラ」。別の植物です。
こんな感じで、挙げきれないぐらい、おもしろいお話が盛り沢山でした。
幹に触れたり、土や木の香りをかいだり、木の実を食べてみたり。
私たちだけで楽しませてもらうのは、もったいないです。
最後におこなった検討会でも、森林を身近に感じてもらうための提案がいくつか出されました。
ご興味のあるかたは、「滋賀 森林 体験」などで検索してみてください。たくさんヒットします。