「外より寒い家」には理由がある。築30年の2×4住宅を救う『断熱リカバリー』の提案。
こんにちは。栗東の「いえのたね」こと、ベストハウスネクストの吉本智です。
昨日、築30年ほどになる2×4(ツーバイフォー)のお住まいに伺ってきました。 ご相談の内容は・・・・・
「とにかく、家の中が寒い」 「結露がひどい」
実際に玄関に入った瞬間、おお~ という感じでして(苦笑)リビングに入りましたがファンヒーターはついてますが大げさではなく、外気温よりも家の中の方が寒く感じるような、そんな感覚でした。
なぜ、家族を守る 健康にも大切な器=家が、これほどまでに冷え切ってしまうのか・・・

1. 窓と玄関から逃げる熱
まず、家全体の熱の出入りが一番多いのが「窓・開口部」です。 築30年前後の住宅では一般的ですが、やはり窓の断熱性能が現在の基準に比べると圧倒的に足りていません。
ここから熱が逃げ、冷気が入り込むことで、室内が冷やされてました。
2. 「宙に浮いた家」の盲点(ボックスカルバートの罠)
床下を点検し むむっ?と感じたこと。 使われていた断熱材は「ミラフォーム」の30mm。
決して悪い部材ではありませんが、現代の断熱基準から見れば、床下としてはあまりに薄いのが現状です。
しかし、この家を冷やしていた本当の理由は、断熱材の厚み以上に「立地条件」にありました。
このお住まいは、敷地内に2台分のボックスカルバート(コンクリート製の車庫)があり、その上に家が建っている構造でした。
面積にして合計約30㎡。
つまり、「家の床下の半分以上が、地面に接しておらず、外気にさらされた状態」だったのです。

出典:アサヒホームガレージ
https://www.asahi-concrete.co.jp/application/files/2017/5024/1457/20250617asahihomugarezi.pdf
通常、地面と接している基礎は地熱の影響もあり極端な冷え込みは避けられますが、このケースでは基礎コンクリートが外気に直接冷やされ、冷え切ったコンクリートが床下の温度を奪っているようでした。
これでは、30mmの断熱材では到底太刀打ちできません。
私たちが提案する「断熱リカバリー」
そこで弊社が得意とする「断熱リカバリー」を提案。
断熱リカバリーとは、単なるリフォームではありません。
今の家の弱点を特定し、住み心地を今まで以上に「回復(リカバリー)」させること。
今回のリカバリープランは以下の通りです。
内窓(二重窓)の設置: 全ての窓に高性能な内窓を取り付け、熱の逃げ道を塞ぎます。
玄関ドアの断熱化: 玄関からの冷気を遮断するために、断熱性能の高いドアへ交換。
床下断熱の補強: 駐車場上の冷え切った床下を、現代の基準以上にガッチリと補強。
賢く治す。補助金の活用という選択

ここで気になるのはコストですが、今の時代は「補助金」という強力な追い風があります。
今回の窓・玄関の断熱化にかかる費用は約150万円。
しかし、国の補助金を活用することで、最大約60万円が賄える見込みです。
つまり、実質90万円ほどで家全体の窓環境が激変します。
また、一番の課題だった床下の断熱リカバリーも、25万円程度で実施可能です。
合計100万円強の投資で、「外より寒い家」が「冬でも裸足で歩ける家」に生まれ変わる。
これは、これから10年、20年と住み続けることを考えれば、非常に価値のある投資ではないでしょうか。
工事は「4月」まで待ちましょう
実を言うと、今すぐ工事に取り掛かりたいところですが、施主様には「4月以降にしましょう」とお伝えしました。
理由は、次年度の補助金制度が確定し、最も有利な条件で申請できるタイミングを待つためです。
目先のスピードよりも、施主様にとっての「最大利益」を考える。
賛否両論あるかとは思いますが、このような情報は大切したいのでお客様と共有しました。
築30年。まだまだこの家は現役で頑張れます。
ただ、少しだけ今の時代の「断熱」という服を着せてあげるだけで、暮らしは劇的に豊かになります。
もし、あなたのお住まいで「寒い」「結露が止まらない」という悩みがあるなら、それは家の寿命ではなく「断熱の欠如」かもしれません。
ぜひ一度、あなたの家の「断熱リカバリー」を検討してみてください。

