気密測定 C値1.0以下が標準です 新築注文住宅
おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
滋賀県で新築注文住宅の 家づくりや
中古リノベー ションをしている
ベストハウスネクスト/ (地域密着工務店) の吉本です!
いやぁ 入院やら退院やら 新築3棟の打ち合わせやらですっかりご無沙汰してしまった吉本です。
いいわけです はい。 わかっております。
さてさて、、、、
突然ですが私たちが建てる注文住宅。
新築ですね。
性能基準がいろいろとあるのですが、気密については・・・・
基準として C値1.0以下をうたっております。
先日 気密測定のことでお問い合わせ頂いたのですが少し違和感がございました。
性能基準がC値1.0以下で 実際に現場で気密測定すると大体がC値0.5以下を確保しているのですがその方は・・・
![](https://besthouse.cc/wp-content/uploads/2023/07/o1000075015008319429.jpg)
「0.2以下でないとダメ」と言われたんですね。(一般の方です)
そうですね。 C値0.2以下の測定値も何度も出しておりますが、「0.2以下でないとダメ」とは正直思っておりません。
スンマセン。
ハイスペックとオーバースペックという単語があります。
例えば ラーメンの話でよく言われております。
ある おいしくていつも席が埋まっているラーメン屋がありました。
味について点数をつけると79点でした。
79点の味で十分 沢山のお客様に喜んでもらっていますが、お店の方がもっともっとと追及し素材を変え 品を変え すんごい時間と努力をして、85点まで持っていたそうです。
しかしですね、この差 6点って本当に通の方しかわからないくらい・・・雑味がないとか、お出汁が利いているとか わからなかったらしくて。
しかし それに使った時間 努力 コストは相当なもので、結局長続きせず 元に戻したというお話でした。
つまり すでにハイスペックだったのに、さらに上を目指したところオーバースペックになって売り上げは変わらない。。どころか味が変わったといわれたようで。。。
いかがでしょうか?
ある注文住宅会社の方は気密測定をして0.3程度でしたが納得せず、気密測定屋さんを待たして(1日数件は廻る測定屋さんなのにもかかわらず)4~5人で数時間かけて再度気密部材を使い(人件費とコスト)0.19まで再測定し、「0.19まで下がった!」と言っておられました。
お住まい計算をしないとわかりませんが、このコストと時間をかけてどれだけ光熱費が下がったのか?
ちょっと疑問を抱いてしまったワタクシです。
ちなみに日本住環境株式会社さんが気密の経年変化を昨年データをだしておらえました。
北海道での事例で築30年程度のお住まいで+0.5程度気密が下がったそうですが、、、
15年以降になると、数値が0.5㎠/㎡以上変化する傾向が見れますが、21年経ってもC値が0.4㎠/㎡しか変化しない家もあるようです。
しっかりと施工された高気密物件の気密性能は、数年で大きく低下することはなく、竣工時の気密性を維持できるといえます。
結果はC値 0.5程度でいいんじゃない? という記事の内容です。
私たちが建てている地域は6または5地域。
いわゆる 温暖地域。
基本性能C値1.0以下で実質はC値0.5以下の新築を建ててきています。
あまり 数字ばかり追って、コストアップになったり現場の負担になるのは長続きしないかと感じており、このまま性能に関してはC値1.0以下ということで進めさせてもらいたいなッと思っている次第です。(もちろん0.1以下でも可能ですがコストアップ許してね)